Snap! プログラミング
Snap! は Scratch のソースコードを基に作られたものです。Scratch が初心者向けに機能を絞り込んであるのに対し、Snap! はいろいろとプログラミング言語としての機能を付加した内容になっています。Scratch は命令ブロックをつなげていく手続き型プログラミング言語です。ユーザー定義ブロックはありますが、複数箇所での同じような動作を一つにまとめる程度の意味合いでした。Snap! の定義ブロックは制御型、値や true や false をリポートするリポーター型となんでも作成できます。Scratch にはなかった for ブロックがあって便利なのですが、関数型プログラミングの機能を使ってリスト操作をしたり、再帰呼び出しを使って繰り返し処理をしたほうが格段に速くなります。Snap! の特徴として、デバッグ機能があります。実行速度を調節してステップ実行させたり、実行中のブロックをハイライトさせてリポーターブロックの値をリポートします。
Snap! の解説 PDF
Scratch については書籍も豊富に出回っていて Web での情報も多いのですが、Snap! については日本語での情報が少ないのが現状です。公式のマニュアルを読むのが一番だと思いますが、副読本として理解の一助になれば幸いです。Web ブラウザが対応していれば、PDF ファイルへのリンクを左クリックすることで見ることができます。
「作図チャレンジ」を使ったプログラミング入門
ステージ上に簡単な図形を描くことで、プログラミングの基本である「順次実行」「条件分岐」「繰り返し」を体験します。 Snap! 入門と言うよりはプログラミング入門を意図しているので、むしろ Snap! にもともと備わっているものではないブロックを使ってプログラミングします。ステージに描かれた図形に沿ってスプライトが動くように、自分で考えてブロックを組み立ててもらうパズル集のようなものです。「階段」を描くのは簡単ですが奥が深い問題で、これを突き詰めていくと「迷路」の問題につながります。
ブロックくずしゲームの作り方
Snap! を使ってブロックくずしゲームの作り方を説明します。パドルのスプライトをカーソル移動キーで動かしてボールを跳ね返し、クローンを使って作成したブロックに当てて消していくゲームです。スプライトは Costumes のものを利用します。
Scratch の解説 PDF
Scratch の変数について説明してみました。